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日中韓FTA交渉スタート!日本に勝機は? [ニュース]

楽天でこの商品写真は良いの?完全に透けてアソコ丸見えですけど・・・
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春らんまんの都内で先ほどから行われているのは最新家電の発表会。注目を集めていたのがこちらの炊飯器。ボタン1つでおこげやカレー用など料理に合わせたご飯を炊き分けることができる優れもの。メード・イン・ジャパンの進化は、こちらにも。見てください。新生活応援フェアがやってます。新スタートを迎えるこの時期家電売り場にも新製品が目白押し。オーブンレンジは超多機能時代を迎えホームベーカリーと合体。サイクロン式の掃除機は超小型に。高い所だって軽々と吸い取ることができます。

そして、左右だけでなく上下に首を振るコードレスの扇風機まで登場。まさに技術大国日本。向かうところ敵なしかと思いきや…。見てください携帯電話はサムスン。韓国製です。LGのテレビがあります。メード・イン・コリアの影がちらほら。貿易立国を目指す韓国の勢いが日本の市場までも奪おうとしているのか。それを陰で支えているのが…。韓国はおととしEUと去年はアメリカと経済連携協定のFTAを相次いで締結しました。「知りたがり!」は韓国でその実態を追いました。

ソウル市内にあるゴムの輸出工場を訪ねると…。売り上げアップで社内の雰囲気もアゲアゲに。更にアメリカから牛肉を輸入している焼き肉店でも…。関税率が下がったことで喜ぶ人たちがいれば嘆く人たちもいました。肉牛の生産者はアメリカ産の安い肉には太刀打ちできないと諦めムード。ですが、年間の韓国の貿易黒字は1兆6244億円。前年と比べると40%近くも押し上げていて国全体としては大きなプラスに。こうした中、日中韓3か国によるFTA・自由貿易協定の第1回の交渉が先ほどからソウルで始まりました。参加者の表情は真剣そのもの。その理由は、日本がTPP交渉参加表明を打ち出したため。

中国と韓国はTPPの枠組みから外れているためこの日中韓FTAをアメリカを中心としたTPPの対抗軸と位置づけているのです。大国アメリカと大国中国のそれぞれの狙いが見え隠れする経済協定の構図。その間に立つ日本。国際交渉に携わってきた元経済産業省のキャリアが日本の裏事情と各国の本音に迫ります。こんにちは。先日、安倍総理が交渉参加を表明しましたTPP。

更に、日中韓のFTA交渉。そして、日本とEUのEPAの交渉も始まるということで淳さん、要はいろんなところと貿易を自由化していきましょうという動きが一気に始まってきたということなんですよ。日本だけじゃなくて世界が経済回らなくてどうしようかという中でいろんな動きが今生まれてるということなんですかね。僕あまりわからないんですが。それぐらいしないと世界経済が回らないということは日本のみんなもどこかで理解しておかなきゃいけないのかと思いましたね。いずれもメリットは大きいと。

ただ、デメリットの分野もあるという点は同じなわけで。ですから、高部さん交渉はうまくやってもらわないと困る、これも一緒なんですよね。それによって、国内のほうで困ってくる方もたくさん出てきますからね。本当に上手に…。交渉をしてほしいというところなんですけど。じゃあ、どう進めるべきなのかというところ。今日は「知りたがり!」ではおなじみ経産省OBの知恵袋細川昌彦さんに解説をしていただきます。

細貝さん、TPPは賛否大騒ぎの中での交渉参加ということになりましたが一方で日中韓がFTA交渉静かに始まるんですが関税をなるべくなくして貿易を自由にしましょうこれは一緒なんですよね。普通こうやって静かに始まるのが普通なんですよ。交渉やるかやらないかですから。TPPのように交渉をやるやらないで大騒ぎするというのはこれは異常なんです。これが普通のスタートだと思っていただければ。ただ、いいか悪いかの判断は交渉結果を踏まえて判断をすることになろうかと思うんですけど。

ソウルで日中韓のFTAの会議がスターとということですがこの会議に出席していた鶴岡外務審議官のコメントが入ってきましたご覧ください。初日としてはいい感じというコメントですがTPPでも何度か説明していますがFTAでも、要は関税をなくして貿易しやすくしましょうよというのが主な目的なんですね。例えば日本から自動車部品を中国に輸出するという場合なんですが現行25%の関税がこの自動車部品にかかります。

ですから日本円では1250円になるわけなんですね。どんなに性能がよくてもこの値段、高い買わないという人が出てくるかもしれない。この関税をなくしましょうということになると1000円でそのままいくわけですからああ、だったら買いましょうといわゆる価格競争力がつくわけですね。結果として買う人が中国で増えました。そうなると日本はどうなるかというと輸出量が当然増える。つまり国内で作る量が増えると。

伴って雇用が増える給料が増えるという好循環。これがFTAのメリットあるいは、TPPでも同様のメリットとされるわけです。これを日本・中国・韓国でやろうと。この3か国でやる意味って大きいんですかね?経済規模ももちろん日本と中国大きいですけど同時に、日本企業はそこで作った部品を韓国に持っていって韓国で手を加えて更にそれを中国で最終的に組み立てる。液晶テレビとかそうですよね。そういう形で日中韓というのは、生産の点で与えるインパクトというのはものすごく大きいということですね。

それが交渉初日を迎えたわけですが佐々木さん、政治的には日中韓っていろいろとめんどくさい問題があるなという感じがするんですけど。ここ最近、ずっと尖閣、竹島の問題などですごくギクシャクしていて次は世界の火種は東アジアだなんていわれている状況だったんですけど経済的には、ものすごい密接なつながりがあるのでこれを、政治的にも温和にやろうという方向に持っていけるんじゃないかっていう期待感は相当3か国間にあるんじゃないかなと思いますね。加えて更に、この日中韓のFTAは細川さんの見立てでは日本にとってはビッグチャンスだとこういう表現なんです。どういうチャンスなんですか。

実は今まで日本というのは相当、出遅れていたんですね。FTAの世界では。韓国はアメリカやヨーロッパなどといろんなところとやってました。そういう中で日本企業というのはある意味でハンディキャップを背負っていたんですね。競争の条件が悪くて。そこを、一挙に取り返そうと。

そういう意味でのビッグチャンスかなと思いますね。アメリカなどとのTPPあるいはEUとの交渉もという中でつまり、同時にいろんなところとやると。交渉がね。始まっていくという日本の状況があるわけですが各国の本音ちょっと見ていきたいんですが。韓国は、もうすでにEU、あるいはアメリカとおのおの、個別に自由貿易協定を結んでいわゆる自由な貿易を広げていこうということなんですが本音1つ目として韓国は、とにかく2国間でやりたいとこういう本音がある。

ものすごく積極的でして国策としていろんな国とネットワークを組んでいってということでにまい進してきましたね。かなり日本を意識してるんじゃないか。実はこの競争相手が日本企業なんですよ。そういう意味で先ほどだって韓国企業が優位に立とうという。これが本音ですね。そしてその意識もある中で韓国の本音2つ目、とにかく大きな中国市場が欲しいと。

今回、日中韓3か国でやろうということですけど韓国、本音としては中国と2国間というのが本音ですか?実は、そういう本音で動き始めてまして年内に交渉のめどをつけたいなという動きもあるんですがやや難航しているというところもあります。じゃあ、韓国にとっては日本が入ってきてちょっと邪魔くさいなというふうに思ってるということですか。若干、今回しぶしぶという面もあると思います。ここ、実はポイントの1つなんですよね。日中韓3か国でやろうとなったんですよね。韓国、本音としては韓国と中国とやりたいと。日本はやっぱりかぶるんで。いろんなこと。しかも日本のほうが強いという面が多いんで。やりたくないんだけど中国は、3か国でやりたいんです。日本も入れてやりたい。なぜか。

中国の本音を見てみましょう。1つ目。アジアの主役は自分だと思ってると。細貝さん、となると、当然日本が入っていないと主役になれないぞと。やっぱりASEANとか全部含んだ形の東アジア全部の主導権を俺がとるんだという思いが強烈にあるわけです。とにかく主役になりたいという中で中国の本音2つ目。ルール、なんでもいいから早くやりたいんだということなんですよ。なぜかというと今、いろんなことが同時進行で進んでいるからここにTPPがありますよね。アメリカと日本が軸になるといわれていますよね。

本音3つ目。アメリカに負けたくないと。TPPを意識してる感じなんですよね。だから、こちらは先進国が結構、入っていますから中身濃いんですが中国は実は自分自身もものすごく高い。それからコピー品を作ったりいろんなルールもあいまいなところがある。実際、本音としてはあまり縛られたくないと。でも、格好だけは俺たちFTAやってると格好はつけたいと。中身はどうでもいいんですよ。つまり、アメリカに対抗したいということなんですね。そんな中で日中韓の交渉が始まったと。

中国の究極の狙いはどこにあるかというと今、ご紹介したTPP。中国の本音としてはこれ対抗する日中韓FTAということなんですがこれ日中韓も入れた形で東南アジア諸国連合のASEANですとかオーストラリアニュージーランドも入れてRCEPという別の大きな経済圏を作ろうとこういう本音が中国にあって。ただ、これだけの国がありますけど日中韓が経済規模でいえば7割を占めるんですよ。

これだけあるんだけど。だけど、その軸になる日中韓を進めていきたいというのが中国の本音で、中国はやっぱり3か国でやりたいアジアの主役になりたいと思ってる。ただ、ゴリさん。となると、アメリカだっておいおい、と思いますよね。みんな主役になりたいですよね。ドラマみたいなW浅野みたいに2人主役とかは経済では成り立たないんですか?特にアジア太平洋地域というのはアメリカなどとの覇権争いの中でということなんですよ。アメリカとしてはアジアは中国に渡さないぞとこういうことになってるわけです。

要は、この図を見るとわかると思うんですが中国は主役は自分だと。だからみんなでやるんだよと。アメリカ、TPP日本も入れてアジアは中国に渡さない。アメリカと中国の間でまさに日本の取り合いが起きているようなそんな状況でもあるわけです。いい女みたいになってますね。そんな日本は何を考えているか。本音を見ていきますとやっぱり、日本としても大きな中国マーケットが欲しいというのがあります。それから日本もアジアの主役は私ですよという部分。経済規模は中国のほうが大きいということになりましたけどただ制度面そのほか、十分、日本は主役になりたい、なれるとこう考えているという中でビッグチャンスの最大のポイント。

いい女になっているという点ですよ。モテモテなんですよ。なので日本としては細川さん。このアメリカを中心とするTPPと日中韓FTAを天秤にかけてうまく交渉を有利に運べると。この好機が訪れていると。もう1つ加えて昨日、日本とEUとの交渉をやりましょうよというのを合意しましたよね。だからますます天秤が3つくらい増えてるんですね。魔性の女になっていくといい感じで交渉が進められるということですね。つまり同時進行で日本で遅れていると。自由貿易の協定を結んでいる中で出遅れている実態はありますけどただ、同時進行でいろんなことが動いている中でちょっとモテモテになってきたぞということで交渉が有利に進められるんじゃないかという意味でもビッグチャンスだということなんですが。ただ、輸出入が自由になると損をこうむる分野。主に農業だといわれますがやっぱりいかにメリットを大きくするか。

交渉が最大の鍵ですよね。今回の日中韓の場合は米ぐらいなので問題はない。農業全体に影響が及ぶことは少ないと思うんですけどただ、TPPの件でも散々言われている農業をどうするのかという。一方で、自民党は推進しているわけですが支持母体にはやっぱり農村はアメリカが強いわけですから党内も結構、反発が強いので。そうすると、国内では声を反対の声をどうやってうまく抑えるかというのが1つ。対外的にはそうはいっても完全に自由化するのは忍びないのでいかにして農業だけは保護したいというのを交渉の文言として組み込んでいくか。そういうのも言いやすいというのが起きやすいと思います。

モテモテだからこそそういう部分があるんじゃないのか。将来的にはしかし農業の改革というのは急務であることは間違いないですがただ、守らないといけないという中にあってこのモテモテ状態をうまく使わないといけない。では、具体的にどう進めるのかというところで細川さんかつてはご自身もいろいろ交渉されてきたOBとして提言でございます。どうすればいいのか1つ目。日中韓のFTAについてはTPPの成立まで時間をかける。これは中国が入ったFTAって今まで全部そうなんですがある意味でレベルが低いといいますか初級編なんです。

関税も、結構高いですしいろんなルールもいい加減というところである意味で中身は初級編。それに対してTPPは上級編なんですよ。そういう意味で、ルールはきっちり決めていくということなんですが。そういう意味で中国は早くいい加減なことで妥結したいというふうに働いちゃうので日本としてはじっくり考えてTPPでいいものが出来上がるのを待ってそれでこの合意をじっくりとやっていく作戦のほうがいいと。

TPPではこういうルールでやったんだからFTAもこういうルールでやらしてくださいよといいやすくなるということですか。上級にはすぐいきませんけど。初級編からもう少し前に進めるためにも。なんでもいいから早くという中国を相手にというのはそれも結構大変そうですね時間を稼ぐのは。中国とかは合意のできるとこで早く可決しちゃおうといいかねないんで。そこを安易に流れてはいけないと。こういう警告です。

ただ、政治的にもいろいろありますが中国からも日本はモテてるわけですから。そこはうまく使ってほしいなと。なんでもそうですけど外国製品いいですけどやっぱりトラブルもね最近も自転車の問題がありましたけどトラブルが増えても困りますからね。中国ではコピー品があったりいろんなものがちょっと十分でなかったりしますからそういうところまで含めてちゃんとしたものを作っていく努力というものね。安心できませんもんね。だから時間をかけてやってということなんですが。それからもう1つ。じゃあTPPはどうなのということですがTPPについては日本が入ると12か国の交渉になると思うんですが自分の分身を作れと。これは、結構多国間の交渉というのはいかにして自分と同じような意見の人をほかに作るか。

これが勝負なわけですよ。よく、日本は交渉力がないとかいわれるじゃないですか。1人でやるからだめなんです。分身を作る。そういう意味では交渉の場だけではなくて僕らもそうでしたけど交渉のところの、当日の朝一緒に食事をするとかね。それから貸し借りですよ。あなたのところの主張のこれは私が支持するから僕のこれは、あなた賛成してねという貸し借り関係。結構人間的なんですよ。こういうことが交渉の場の以外のところで一生懸命やって根回ししてると。だから、自分の思ってることを人に言わせてあとから背中を押すという。それが大事なんです。そこにしかも天秤のバランスも出てくるぞという中で細川さんの後輩である今の現役の経産省の人たちはもう、大変な状況らしいですね。パンク状態ですよ。

今いる人は徹夜状態ですから。これだけたくさんの交渉を一挙にやると天秤にかけられるという。これは見てるほうはいいんですがやってる人は大変だと思います。早く辞めてよかったなと思います。ただ、佐々木さん絶対に失敗したら困る。国益を守る交渉ですよね。ただ最終的にはいろんなところといろんなFTAを結ぶことによって世界全体が自由貿易下に入るというのが実は皆さんの狙いなんです。その中で日本が守るべきところそれから守らなくてとりあえず譲ることもあるグランドデザインという言い方をよくいいますよね。

そういうデザインをどうやって作っていくかというのが重要。この間の総理の会見で内向きではいけないという発言の中でおのずとどうしていくかというところですよね。より自分に有利なルールを作っていくという主導権が大事なので。全部のFTAが同じ中身ではないのでできるだけ自分に有利な土俵を作っていくというせめぎ合いなんですね。いずれの交渉においてまた国内に丁寧な説明を求められるというのは間違いないわけでやっぱり、納得できる答えを得られるかどうか日本の力がまさに試される局面に入るということです。

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