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アルジェリア テロに倒れた企業戦士たち [ニュース]


アルジェリアで起きたイスラム武装勢力による人質事件。
死亡が確認された7人の日本人。

その中の1人、日揮の社員 伊藤文博さん。アルジェリア開発プロジェクトの部長を務めるなど長年現地のプラントに携わってきました。
伊藤さんは、宮城県南三陸町出身。
母親のフクコさんは自宅を震災の津波で流され今も仮設住宅で暮らしています。
伊藤さんは、来月中学校の同窓会に参加する予定で返信はがきを出していました。

そして、もう1人死亡が確認されたエンジニアの渕田六郎さん。
鹿児島の親族のもとに訃報が届いたのは昨日午前7時半ごろのことでした。
帰国するたび、親族らをさまざまな場所へ連れて行ってくれたという渕田さん。
去年3月には海外から東京スカイツリーのチケットを手配してくれたといいます。
渕田さんは5か国語を操ることから長年、世界各地の建設現場で働いてきました。
定年を迎える今年には仕事をやめる予定だったという渕田さん。
残されたのは親族らとのかなうことのない約束だけでした。

豊富な天然資源などからビジネスの熱い視線が注がれたアルジェリア。
その地で、1960年代後半からプラント建設を開始した日揮は安全面にも十分な力を注いできたと日揮の元社長が語ってくれました。
日本からはるか離れた異国の地で危険にさらされながらもあえて踏ん張る理由とはなんなのでしょうか。
日の丸を背負った日本人としての誇り。それらを打ち砕いた、今回の事件。
アルジェリア軍の作戦終了後、イナメナスの施設にある住居区域内、衣類が散らばり床には血の跡のようなものも付着していました。
また、アルジェリアのネットサイトが公開した映像にも日本人について語る声が残されていました。
こうした中、今日午前ドイツのフランクフルトで給油を行った日本の政府専用機。
生存者7人と7人のご遺体を乗せ明日の夕方に帰国します。

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